11月 03, 2010 - 1 Comments - textiledesignnotes -

大塚リカレントスクール(オパール 箔プリント)


大塚テキスタイルデザイン専門学校のリカレントスクールのアシスタントにいってきました。
今回は染色加工Bコースの、特殊プリントの、オパールプリントと箔プリントです。
 
前回のリカレントスクールの内容は ↓こちら
着色抜染プリント
 
今回行ったのは、特殊プリントのオパールプリントと箔プリントです。
 
オパールプリントとは、抜蝕加工とよばれるものです。
生地の繊維の種類による、耐薬品性の差を利用してプリント加工を行います。
薬品をつかい、その薬品に耐性のある繊維を残し、耐性のない繊維を取り除くことにより、
透かし模様をつくり出します。
 
箔プリントとは、接着剤(樹脂バインダー)を使用して、金属箔を生地にプリントするものです。

まずは、プリントするための糊をつくります。

 
これはオパールプリント用の糊です。
今回は、綿とポリエステルの生地にプリントするので、酸性の糊をつかいます。
プリント後、熱を加えて、酸に弱いセルロース系(綿)の繊維を炭化させて取り除きます。
ポリエステルは耐酸性の繊維なので、炭化せずに残ります。
箔プリント用の糊の写真がなかった……
 
糊を置いて
プリントしていきます。


 
オパールプリントは糊がやわらかいですが、
箔プリント用の糊は硬めなので、ちょっと刷りづらいかも
 
オパール糊でプリントしたもの




  
箔ようの糊でプリントしたもの


 
今回は、通常の顔料もつかってプリントしています。
 
プリントが終わったら乾燥させて
 
プレス機を使って、熱と圧力を加えます。

 
箔プリントの場合、箔のシートをプリントした部分の上に配置して
それからプレスします。



 
プレスして、冷めたら箔のシートをはがします。


 
すると糊がついている部分だけ箔が生地にくっつきます。
この瞬間がいいんですよね



 
オパールプリントしたほうの生地は、洗って、炭化した部分を取り除きます。


 
すると、プリントしが部分が透かし模様に! 分かりづらいかも。
あまり写真がなかったです……
 
 
今回で、リカレントスクールの染色加工Bコースは終了です。
参加者のみな様、講師のみな様ありがとうございました。
今回も楽しんで出来て、勉強になりました。
 
次回は11月中旬から、リピートのある柄を生地にプリントする染色加工Cコースを行います。
 
リカレントスクールについて詳しくは、こちらの投稿から

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