10月 22, 2010 - 3 Comments - textiledesignnotes -

大塚リカレントスクール(着色抜染プリント 地染め)


大塚テキスタイルデザイン専門学校のリカレントスクールのアシスタントにいってきました。
今回は反応染料をつかった着色抜染(ちゃくしょくばっせん)プリントです。
 
以前のリカレントスクールの詳しい内容は ↓こちらから
顔料プリント
発泡、パールプリント

今回は染色加工Bコースを行いました。
このコースは、以前に行った染色加工Aコースと同様に、
自らシルクスクリーンの版、プリントの柄を作製し、
その版を使って自分でプリントをするというものです。
着色抜染プリント  箔プリント  オパールプリント
を行います。
 
染色加工Bコースでは以前までに、紗張り、感光液塗布、オリジナルの柄を作成し、感光を行い
シルクスクリーンの版作りを行いました。
 
 
通常プリントといえば、生地に対して柄をつけることをいいます。
それに対して抜染プリントとは、あらかじめ染色された生地にプリントをして、
そのプリントした部分の色を抜いて柄をつけることをいいます。
色が抜けた白い部分が柄になります。
 
着色抜染では、プリントした部分の色を抜くと同時に、その白い部分にさらに別の色を着けます。
 
今回の着色抜染プリントでは、
まずプリントをする生地に、地染め(生地を無地に染める)を行います。
地染めには、反応染料をつかいます。
  
予浸 (あらかじめ水に生地を浸しておきます)

これをやらないでいきなり染めはじめると、ムラの原因になります。
 
色を決めて、染料をつくります。

この色がプリントする柄の地(柄でない部分)の色になります。
 
染料をいれて染めていきます。

染料が繊維に反応して染色される温度に保ちます。

ムラにならないように、生地を撹拌させます
 

一度水洗いをして、
 

ソーピングを行います。
(汚染防止剤をいれて、生地の表面についている余分な染料などを取り除きます)
 
後は再び洗いをして、乾かして、今回は終了です。
 
次回は、この地染めした生地をつかって、着色抜染プリントを行っていきます。

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